結婚協奏曲(We're not Married! 1952)  1:25:29
マリリン脇役時代の劇場未公開作。
判事の勘違いによって、数組のカップルの結婚式が無効になってしまい、そのカップルそれぞれのドラマを見せる。マリリンは2組目のカップルで登場。男のほうはデビッド・ウェイン。彼とマリリンは、後に「百万長者と結婚する方法」(1953年)でも共演する。マリリンは「ミセス・ミシシッピ」に選ばれる役。さすがは美女!
結婚式を扱った判事が、回想で彼女のことを「キュートな、はにかみ屋さんじゃったのう」「あのコは可愛かったのう、すぐに頬を赤らめて」と評する。やっぱり、可愛いんだよね! そうそう!マリリンが「ミセス・ミシシッピ」のために忙しくしていて、ダンナが家事、育児に、てんてこまい。赤ちゃんがいるのだ! マリリンが子持ち、という役は、他にあっただろうか!?そんなところに、「この結婚は無効です」という手紙が来る。となると、マリリンの「ミセス・ミシシッピ」は資格がなくなる。さあ、どうなる?その他の話でも「結婚無効」によって、一発大逆転があったり、しみじみさせたり、いい話だねえ、と思わせたり。

確かに結婚したはずなのに、新米判事のミスにより、実はまだ独身だったことが判明した5組の夫婦。金と仕事のために結婚、ミセス・コンテストのために家庭崩壊寸前、夫の浮気に離婚の危機、離婚手当が目当ての若い妻、妊娠がわかったのに出兵する水兵などなど。彼らは解決策を求めて、大騒動を繰り広げるのだが……。
とある夫婦の離婚により、5組の夫婦が、実は法的には未婚のままだったことがわかって大騒ぎとなる、スラップスティックなラブ・コメディ。ヒロインの一人として、マリリン・モンローが登場することでも話題になった。セクシーさが強調されるマリリン・モンローの、初期ならではの初々しさや可憐さを堪能することができる。

inserted by FC2 system