ナイアガラ (1953)  1:28:48
マリリン・モンローを神話的スターの域に至らしめたH・ハサウェイのよきB級ムード横溢するサスペンス映画。少なくとも鐘楼上の殺人の場面までは一気に見させられるし、ナイアガラ・ロケも圧巻で、すっかり観光気分を味わせてくれる。
ナイアガラ瀑布の近くにあるホテルに朝鮮戦線から疲労して帰って来たジョージ・ルーミスが、妻ローズと一緒に泊まっていた。ローズは最近、ほかの男ができて夫によそよそしく、世間の人に夫が発狂していると思わせようとしていた。そのホテルに泊まりに来た新婚夫婦レイ・カットラーと妻のポリイは、観光トンネルを見物に出かけた時、ローズがテッド・パトリックという若い男と密会しているのを目撃した。その時以来、ポリイはジョージに同情をよせ何かと世話をやいた。ローズはテッドと共謀してジョージを殺す計画を立て、彼を観光トンネルにおびき出した。だが翌朝死体となって現れたのはテッドであった。ローズは驚きのあまり卒倒して入院した。ジョージは傷ついてポリイに会い、テッドに襲われたことを打ち明けた。ローズは何か恐怖にいたたまれなくなって病院をとび出したが、途中で偶然ジョージに出会ってしまうのだった…。

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